(問題1の解説動画です↓)
AさんとBさんのどちらが速く走ったといえるか?
・・・だけなら、考え方はいろいろありますね。
例えば、Aさんは20秒で100m走ります。
Bさんは50秒走ったので、Aさんもそれに合わせ、このペースで50秒走ったとしたら?…を考えてみましょう。
20秒で100mなので、40秒ではその2倍で200m・・・
あと10秒で50秒ですが、(20秒で100mなので)10秒ではその半分の50m・・・合わせて250mです。
Aさんは50秒で250m、Bさんは50秒で260m進むペースなので、Bさんの方が速く走ったといえます。
ここでは問題の誘導〔ゆうどう〕にしたがって、1秒間に走った道のりで考えてみましょう。
① 100mを20秒なので、1秒あたりに走った道のりはわり算で
・・・ただの、10 ÷ 2 になりました。
10 ÷ 2=5 より Aさんは1秒あたり【 5 】走りました。
② これも1秒あたり何mか なので、260mを50秒でわります。
横書きで式を書いて「0」を1つずつ消してから、別の場所で筆算します
よってBさんは1秒あたり【 5.2 】m走りました。
③ Aさんは1秒あたり5m
Bさんは1秒あたり5.2m走ります
よって、【 B 】さん の方が速く走ることがわかります。
④ AさんとBさんの走る速さをくらべるために、1秒あたりに進んだ道のりを考えました。
この1秒間あたりの道のりで表した速さを【 秒速 】 といいます。
この問題では、Aさんは秒速5m,Bさんは秒速5.2mの速さで走ったということになります。
「秒速」という考え方を使えば、速さをくらべるのに便利なだけでなく、・・・
その速さである時間だけ進むとどのくらいの道のりになるか?
また、ある道のりを進むのにどのくらいの時間がかかるか?
・・・など、簡単に計算で求められるようになります。
これから勉強するのは、そういう内容です。
☆単位あたりの量は、くらべるためにだけでなく、使うためにあります。
また、「速さ」には1秒間あたりに進む道のりで表す秒速のほかに、
1分間あたりの道のりで表した速さである⑤【 分速 】、
1時間あたりの道のりで表した速さである⑥【 時速 】があります。
① 5 ② 5.2 ③ B ④ 秒速 ⑤ 分速 ⑥ 時速
(問題2~4の解説動画です↓)
時速とは1時間あたりに進む道のりでした。
220kmを5時間かけて進んだので、1時間あたりに進んだ道のりは220㎞を5等分すれば(5でわれば)いいですね。
「18個のみかんを3人で分けたら1人何個になりますか?」
…という問題と同じです。
220÷5=44 より
【 時速44㎞ 】 になります。
時速43kmとは、1時間あたり43kmのペースで進むという意味です。
例えば2時間なら43×2で86km、3時間なら43×3で129km進みます。
かけ算の基本的な使い方です。
もとになる量(1つあたりの量〔1つ分〕)に、それがどれだけあるか(いくつ)をかければ、求めたい量が調べられます。
今5時間走り続けたといっているので、43×5の計算になりますね。
43 × 5= 215
【 215㎞ 】
分速400mとは1分間あたり400m進むということです。
20分で進む道のりは・・・
何kmか聞かれているので8000をm〔km〕単位に直します。
1000m = 1km なので
【 8km 】
補足)何kmか聞かれているので、先に「分速400m」の方を〔km〕単位にしておく方が本当はいいかもしれません。(どちらかというと、その方がいいでしょうね。)
400m=0.4km なので「分速400m」=「分速0.4km」
以上です。
第2回以降、また解説動画も順次、付け加えていきます。
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