個別指導:先生1人に生徒2人というスタイルへの批判です①

母体である井出進学塾のHPのほうに「井出進学塾が1対1の完全個別指導にこだわる理由」というタイトルで掲載している記事です。

 

内容としては・・・

個別指導:先生1人に生徒2人というスタイルへの批判です①

富士宮教材開発も、ここであげたような理念を目指して教材を開発しております。



「個別指導」の看板をかかげた塾はたくさんあります。

しかし、そのほとんどは先生1人に生徒さんが複数、先生のみていない時間は塾オリジナルの教材を解かせ順番にみていく、という形態をとっています。

 

経営的事情によるものですし、それで成果をあげられる生徒さんもいるでしょうから、それについてとやかく言うつもりはありません。


私ども井出進学塾では、生徒さんの指導にあたり、次のようなことを考えております。

①現状分析

  成績などはあくまで表面的なものです。

その生徒さん本来の能力、各教科においてどのレベルまで習得できているか、など。

 

また、勉強の習慣について。その生徒さんが自分で勉強するとして、どのような質(程度)の勉強ができるか、などの判断です。

②問題分析

 その生徒さんが成績を上げていくため、何を補っていけばよいかの分析です。

 

 


正直に言いましょう。

私自身は世間でよく聞かれる耳にやさしい「生徒、1人一人のよいところをみつけて伸ばす」。・・・なんてこと考えたことは1度もありません。(そう言っておいた方が、例えば広告の文としてはいいのでしょうが、ウソはつけません。)

 

「悪いところをみつけてなおしてあげる」ことが、仕事と考えています。

③問題解決

 実際の指導にあたる部分です。

塾などがふつう、広告でアピールしているのはこの部分です。

 

「100時間集中特訓!!」などというのも、これにあたります。

④行動促進

 家庭学習や学校授業の受け方なども含めて、どれだけ、そしてどのように、普段の勉強のとりくみ方にはたらきかけられるか、ということです。


そして①にもどります。

ふつう「③問題解決」ばかりに焦点が当たります。

 

私自身、20年前若い頃は、自分はこんなにも教科内容を理解していてこんなにもわかりやすく伝えられる、ということばかり考えていました。

 

でも、本当に大切なのは①や②ですよね。

 

 

どんなにすぐれた問題解決のツール(道具)があったとしても、問題認識にずれがあればまったく意味がありません。耳が痛いときに、この近所では耳鼻科病院より歯医者の方が最先端の機材がそろっているからといって、歯医者に行くようなものです。


この点で、先生一人に生徒2人という指導スタイルはまったく考えられません。

             ※ナビ個別指導学院 ホームページより引用

 

 

1:2の指導の場合、だいたいどこでも同じですが、片方の生徒に問題を解かせておき、その間にもう片方の生徒が解いた問題の添削指導というのが標準的なスタイルです。

私たちは一番大切なのは上の図の中でいうと「演習中」の時間にあると考えています。

 

①現状分析、②問題発見 にあたるところです。

 

成績やテストの結果など、あくまで表面的なものにすぎません。

生徒さんがここの問題を解く姿をみることで、はじめて必要な情報が得られます。

 

自分でどこがどのようにわかっていないのか、説明できる生徒さんなんていません。

 

説明できるとしたら、その生徒さんはその時点で自分で解決できます。


 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 どこがすらすらできて、どこで止まってしまうか。

そのような情報を積み重ねて、はじめて適切な問題解決のツール(道具)が選択できます。

 

 

「問題の解き方」を示すだけなら、動画やコンピュータにもできます。



以上です。

ご意見・ご感想お待ちしています。

 

富士宮教材開発

 

井出真歩



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