センター試験の数学で・・・
10回やって9回くらいは満点とれそうだけど1回くらいはどこかで落としそう。
という人から、
センター試験までに10回やれば1回くらいは満点とれそうだな、
というレベルの人に向けて書いた記事です。
センター試験数学で、1つも落とすこともなく確実に満点をとりたい方へ
ですが、そのレベルまではちょっと、という方にも十分参考になる内容が含まれていますので、ぜひどうぞ。
まず、おことわりしておきますが・・・
計算ミスを減らすための方法
なんて話、ここではしませんよ。
このセンター数学で満点を確実にとらなければ、という層に「計算ミス」なんて言葉はありません。
答えを出すだけでなく、その答えが絶対にあっていることを確認して、はじめて「解いた!」という気になる。
それくらいで当然です。
各単元で多少方法は変わってきますが・・・
確かめ算の方法を確立しておく、
2つ以上の解き方をマスターしておく・・・
この程度の準備は当然です。
私の場合ですが、「確率」の問題では必ず最初はやっかいな方法で答えを出し、そのあとで簡単な方法で確かめをする、など徹底していました。
今、高校生相手に指導する際も必ずその方法は紹介します。
学力成長段階により・・・
模試などで時間がなく答えが出ただけで確かめをできない場合もあります。
その場合、間違っていても間違っていて当然だと思えるくらいのメンタリティが必要です。
話を戻しましょう。
計算ミスなどないとして、満点を逃すとしたら・・・
「解き方が思いつかない」あるいは「解き方を忘れてしまった」
というようなことになるでしょう。
ふだんの勉強のときから、解き方を忘れてしまっても解けるようにしておく準備は必要です。
公式を覚えていないから、なんて言い訳にもなりません。
「覚えているかいないか」という問題ではありません。
「理解できているかいないか」あるいは「できるかできないか」という問題です。
これを聞いて何を言っているかわからない人は、普段の勉強を見直す必要があるでしょう。
それでもやはり、本番でどうしたらよいかわからなくなってしまうとしたら
図形の問題でしょうね。
あとから見直してみるとなんでもないことなのに・・・
二等辺三角形や直角三角形になっていることに気づけなかった
あるいは、気づいたとしても・・・
二等辺三角形や直角三角形であることを使いこなせなかった
あるいは
円周角・円に内接する四角形の定理など、基本的な定理を使えなかった
ということは多いでしょう。
これも勉強量といえば勉強量の問題なのですが、名門私立中学・高校などで特別な勉強を早期からしているのでもない限り、こと普通の高校などで勉強している方には仕方のないことです。(そういう判断をすることも大切です。勉強って本当にそういうものです。)
ということで・・・
図形問題の勉強の仕方を考えていきましょう。
数Aの図形問題の方がやっかいでしょうが、まずは数Ⅱの「図形と方程式」についての話です。
この分野のセンター試験の問題ですが、高校入試レベルの作図問題の応用ともいうべき問題が多いことに気づいていますでしょうか?
例えば、3点を通る「円」の方程式を求める場合、すなおに一般形に3点の座標を代入し連立で求めようとしても、計算が複雑で簡単には求められず、逆に2つの垂直二等分線の交点を求めると簡単に求められる問題の方が普通です。
センター試験をつくっているのは、特に数学が好きな先生方です。
そのような問題を好むのもわかります。
ここで、1つ図形問題に強くなる(得意にする)方法がみえてきます。
それは「作図」してみることです。
高校入試の作図問題をやる必要はありません。
また、数A図形で発展的な作図問題も扱っていますが、そこをやれというわけではありません。
数Ⅰ「三角比」、数A「図形」、数Ⅱ「図形と方程式」、
わからなかった問題や、何とか答えにたどりついたような問題を(全部とは言いません)一部だけでも、あなたの知っているすべてを尽くして作図してみましょう。
自然と・・・
今まで習った定理をフル動員することになります。
今まで、問題を解くために定理を使うことはしてきました。
この作業により、自主的に定理を使うことになります。
ちがう頭の使い方をすることになるので、それで得られるものは大きいです。
そしてこれを、息抜きがわりにできるとベストですね。
勉強につまったときに、気分転換にできるとよいです。
けっこうおもしろい作業です。
パソコンが得意な方は、パソコンでやってみてもいいでしょうね。
弊社に協力してくれているパソコン教室の先生は、数学は苦手だったというしブランクもありますが、ワードとエクセルの機能だけでどんな図形や関数でも弊社の教材の解説をみながら正確に制作してくれます。
ここにもヒントはありますよ。
このパソコン教室の先生の能力が高いことは間違いないのですが、それにプラスして、弊社の教材のように質の高い解説には必要な要素がすべてつまっているということです。
と、いうことで・・・
中学生のときに使っていたコンパス・三角定規と、小学生の時に使っていた分度器を取りだして、作図に挑戦してみましょう。
テストで解答につまってしまったときも、「作図するとしたら…」と考えることで、糸口がみえてくることもありますよ。
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