公立高校入試まで、いよいよ1か月を切りました。
みなさん、勉強ははかどっていますか?
勉強を進めるうえで、どうしても「覚えられるか?」「受験まで覚えていられるか?」ということが気になりますよね。
そこで、今回は記憶術についてお話しします。
内容は、大胆にも・・・
「覚えない」という「記憶法」
についてです。
どの教科でも勉強は、
①「内容を理解する」、②「それを覚える」、③「それをテストでの得点力に結びつけるために使いこなせるようにする」、の三つの段階に分かれます。
あまりに多くの人が②「覚える」という作業に意識が向きすぎています。
しかし、それが本当に効率の良い方ほでしょうか?
(そんなことないですよね。それなら、みんなもっと勉強できるようになっています。)
単なる暗記作業で学力は付きません。
内容も理解していないのに無理やり丸覚えしても、そんな記憶はまず定着しません。
また、テストで得点するのにどのような能力や情報が必要かということを意識せずにただひたすら勉強しても、あまり効果は上がりません。
逆に、しかっり理解できたことはそれほど特別なことをしなくても自然と記憶に定着するものであり、自分の学力(テストでの得点力)をあげるために何が必要かを意識しながら勉強できたら、普通に勉強するのと比べられないほどの効果が期待できるのものなのであります。
つまり、「学力」をつけるのに必要なことは、「しっかり理解すること」と「工夫して(頭を使って)勉強すること」なのです。
①「内容を理解する」、③「テストでの得点力に結び付ける」、この2つを徹底的に追及することによって、②の
「覚える」とい作業をなるべく少なくする
自然と覚えられる部分をなるべく多くするということです。。これこそが、最も正しい勉強法です。
自分自身に厳しくしないといけません。
1問1答式の覚えればこたえられる問題をみなさん好みますが、それで点をとれるのは定期テストなどの中の一部の問題だけで、「新傾向」「新学力観」とよばれる問題が中心の学調や入試問題ではほとんど通用しません。
もちろん、学校や塾でもよい先生に恵まれれば①「内容を理解する」、②「テストでの得点力に結び付ける」という点で、ひじょうに有利になるでしょう。(健全なところでは、そういう競争が行われています。)
しかし、それも限られています。すべての分野でそうしてもらえることはまず考えられません。
やはり、自分で何とかしなくてはいけません。
おすすめなのは、入試過去問などの完成度の高い問題を1年分でもいいのでじっくり取り組むことです。
1問1問、「覚えている・覚えていない」ではなく、「理解できている・理解できていない」という視点で向き合ってみましょう。(語句問題のように一見、暗記だけのようなものも同じです。そういう問題ほど背景知識が求められます。)必ず単に知識量だけではなく、学力そのものがつくことを実感できます。
「覚えている・覚えていない」の勉強ではつまらないですよね。
もちろん、成果も出づらいです。
以上です。
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富士宮教材開発
代表 井出真歩
今年度(平成29年)静岡県公立高校入試対策用の「過去問解説マニュアル」もあります。
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